(仮)blog

雑記、ぼやき、たまに楽しいこと、適当に綴ります。ヴァイオリンネタが多いかもしれないです。

引き算も足し算もできない

なにかを足すのではなく、優先順位を冷静に考えて、何かをちゃんとするために何かを手離そうと思うのです。




こんなこと考える以前から、ずっと思っていたこと。
それはオケです。
いま所属しているオケは、田舎のマイナーな市民オーケストラだけど、とても素敵な団体です。
 以前、たまたま都内でコンミスの先生のお弟子さんという方にお逢いして、先生が「あまりに団員がまじめに練習に出てくるので、とても驚く」といつも仰っていると教えてくれました。
 本当に皆さんまじめに取り組んでいて、残業で遅くなりあと20分くらいしかなくても駆け込んでくる人もいる、しかもわたしのような近隣住民でもないのに。。
この団は、わたしのような初心者もいさせてくれるくらいですから、中にはなんて拙い演奏なんだとバカにする人もいるかもしれません。
でも、上手な人もそれなりの人も、より良い演奏をしようとひたすらまじめに取り組んでいる。
指揮者も本当に面白くて大好きです。寝坊癖あるけど大ファンです。コンミスの先生もなんて感じのいい方なんだろう。音もなんて綺麗なんだろう。
こんなに好きな団体だけれど、以前Vnパートにエキストラを入れるかどうか話し合いになった時、「エキストラを入れて、これまでみんなで作り上げた音楽が微妙に変わるならやめたほうがいい」と言っているのを聞いて、わたしこそが本気で辞めたほうがいいと思ったのです。
たしかに直前しか練習に参加しない、一緒に時間をかけてつくりあげてこなかったかもしれないけれど、それでもエキストラに呼ばれるくらいの腕の方ならわたしなんかよりもよっぽど存在価値、存在意義がある。




以前、パートのある方が、「上手になりたいという姿勢がとても伝わってくるので、あなたきっと上手になると思うよ」と励ましてくれた。
そうだといいんですけれどなどと言いながら、心の中でもちろん上手になってやる、と思っていた。
でも、いま、全然満足に練習時間が取れないのです。
 現実問題、初心者が練習しなくて上手になるわけないんです。
オーケストラは団体競技のようなものであり、ひとりの練習不足が全体に迷惑をかけてしまう。
さらに、限られたわずかな時間しかないなら、本当なら基礎練習のみに集中すべきなのです。




だけど・・・
今は、オケをとおりこして、楽器そのものをきっぱりとやめたほうがいいんじゃないかと思っています。
よく、楽しければそれでいいというけれど、わたしはそうは思えません。
うまく弾けなきゃ意味が見出せないのです。うまく弾けるようになるために、この耐えがたいつたなさに耐えているんです。
だけどこの状況で、うまくなれるはずはない。




バイオリン教室の生徒さんで、Oさんという男子中学生がいます。
以前先生の自宅外で習っていた時、わたしの前の枠に入っていたので、よく彼の演奏を聴くことができました。
3歳から習っているという彼は、とても上手にバッハのシャコンヌとかメンコンを弾いていて、学校の部活でもコンマスをしているとのこと。
そして昨年、先生に再度習い始めた時、最初に聞いてみたんです。
「わたしもこれから努力すればOさんのように弾けるようになりますか?」
これは質問というよりも、「3歳から習っている人」のように、そして「そのような人が弾く曲」を本気で目指したいということを伝えるための意思伝達のつもりでした。


すると先生は「難易度の低い曲なら可能でしょう、でも、、メンコンをO君のように弾くのはまあ・・・ちょっと難しいわね」。
合間に戸惑った笑顔を滲ませつつ、つとめて穏やかにそう答えた、ショックでした。
そしてショックを受けつつも、それじゃあそう成ってこの先生を驚かせようとも内心思っていた。
以前、ドビュッシーのVnソナタを弾いてみたいと言ったらまるでびっくり箱のように笑われた時も、そう思っていた。





できないといわれても、やってみないとわからないじゃないですか。やりたくなるじゃないですか?
でも、やってみられないのなら永遠にできるようにはならない。絶望ってやつです。






そもそも、生活の、もっと小さな基本的なこともちゃんとできていないのに、それをすっとばして趣味を本気で、だなんてわたしは夢を見すぎなんだと思う。
 壮大な森ばかり見て、目の前の木の手入れをおろそかにして、見ないふりしてる。
ちゃんと根をはった木なしに、森なんてありえないのに。
花を咲かせるのも、実をつけるのもそれからなのに。




だけど、やっぱりここでもいさぎわるく、踏ん切りをつけられずにいます。
わたしはいったい何をどうしたいのだろう。
このブログを続けていることだってそう、
このいさぎわるさが、実は希望そのものなのか、やっぱりただただ未来を曇らせてゆくだけのものなのか、それさえも冷静に考えらないのです。












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